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January 16, 2006

藪入・閻魔犀日

今や死語と言ってもよい「藪入り」という言葉がある。
商店の奉公人や嫁入りした娘が1月16日と7月16日の年2回親元に帰ることが許されていたわけであるが、これを何故「藪入り」というのか、実ははっきりしていないらしい。 久しぶりに『言海』(筑摩書房)を紐解くと、冒頭に
「或云、藪澤ノ家ニ歸ル意、或云、孤独又ハ遠郷ノ者ハ藪林(寺)ニ入リテ遊息シタルニ起ルト、共ニイカガ」
と有り、どうも煮え切らない。
1月16日と7月16日が「遊息」の日となったのは同日の「閻魔犀日(えんまさいじつ)」に関係があると思われる。「閻魔犀日」は「地獄の釜の蓋が開いて、鬼も亡者も休む日」とされているのである。

   藪入りの娘に昏鐘を撞かせけり  山上荷亭

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